
【書籍】あなたと宇宙とあなたの使命 潜在意識は知っている

『あなたと宇宙とあなたの使命 潜在意識は知っている』は、浅見帆帆子さんの著書です。
浅見帆帆子さんは、東京生まれの作家・エッセイスト。青山学院初等部、中等部、高等部を経て、青山学院大学国際政治経済学部を卒業。その後、ロンドンに留学してインテリアデザインを専攻。
帰国後、以前からアルバイトとして続けていた家庭教師のお仕事で、受け持っていた生徒の親御さんから「知り合いの会議室のリフォームを『習ったインテリアデザインの知識』を活かしてやってくれないか」と依頼をされました。
その依頼を引き受け、ひとり作業場でリフォームのお仕事をするようになります。そしてそこで、とあるおじいさんとお話をするようになります。
「私、ロンドンで運がよくなる考え方を実験してきたの。あなたもそれをやったらきっと運がよくなりますよ」などとお話をしたお相手のおじいさんは、実はその会社の社長さんでした。
その会社の社長さんとお話したことをきっかけに、「本を書いてみないか」と言われ、24歳で執筆活動に入ります。
そして、最初の著書『あなたは絶対!運がいい』が100万部超のベストセラーとなり、その後も、『大丈夫!うまくいくから』や『あなたの運はもっとよくなる』などの著書が出版され、約80冊の著書があります。
インテリアデザインや手帳などのプロデュース、ジュエリーブランドの立ち上げや平和活動など、活動の幅がとても広いことでも知られています。
この数年、「人はなんのためにこの世に生まれてくるのだろう」ということを考えるようになりました。
今の私が考える「人がこの世に生まれてきた意味」とは、
1 人生って楽しい、面白いということを生身の肉体で感じること。
2 その幸せ(愛)の感覚を知るために、日常生活で自分の精神的な部分(人間の霊性の部分)を成長させていくこと。
3 その幸せ(愛)の感覚をまわりの人に伝え、社会、国、世界の幸せに貢献すること。
だと思っています。
はじめから3番のようなことを思っていたわけではありません。
自分の仕事(本)に向かうこの10年間に、自然と3番を思うようになったのです。
面白いことに、この数年、「まわりの幸せ=自分の幸せ=世界の幸せ、愛の基準」というようなことを口にする人が増えてきました。「愛の基準」に気付いて、それをそれぞれの日常生活で実践していくことが、ひとりひとりが持っているこの世での役割であり、それに無意識レベルで気付いている人が増えている……だからこそ「愛」というものを口にする人が増えているのかもしれません。
2012年からの地球(世界)は、これまでとまったく別のものになる、というような考え方を聞いたことがありますか? マヤ歴や日月神示、その他古代のさまざまな予言や天文学的なデータから、「人類をおびやかすような大きなこと(災害)」が、このあたりの時期(2011~2012年)に集中する、と推測されることがあります。
これは「物理的に地球が滅亡してしまう」ということではなく、多くの人が「この世の仕組み、自分の使命、人間の霊性の部分」などに気付き始め、精神的に成長(進化)する人が急激に増える、ということだと私は思っています。
『あなたと宇宙とあなたの使命 潜在意識は知っている』浅見帆帆子 著
『あなたと宇宙とあなたの使命 潜在意識は知っている』は、2012年に出版された本で、人生の目的や潜在意識の力を通じて、自分自身の使命を見つけるヒントを与えてくれる一冊です。
私にとって2012年は、店舗経営を任されたばかりの、慌ただしくも試練の時期でした。
右も左もわからず、15時間労働が日常茶飯事。
ようやく布団に入った瞬間に「店長、夜勤のスタッフが来ていません」と電話がかかり、夜11時過ぎに店へ駆けつけることもありました。
マネジメントもままならず、帰宅後は「経営を学ばないと本当に倒れてしまう…」と焦る日々。
まさに目まぐるしい混乱の真っただ中でした。
その頃、東日本大震災の影響で、日本中が被災者支援に動いていました。
メディアで目にする慈善活動家の姿に心を打たれ、自分も何かできないかと考える一方で、目の前の仕事に追われていました。
そんな時期に、もしこの本に出会っていたら、きっと心の支えになったと思います。
浅見さんはこの本で、人生の目的は「楽しさや愛を体で感じること」「精神的に成長すること」「その幸せを周囲や世界に広げること」だと語ります。
2012年は、古代の予言やマヤ歴で「人類の意識が大きく変わる時期」とされる年。
この本は、時折訪れるそうした「転換点」で、私たちが潜在意識を通じて自分の使命に気づき、愛に基づく行動を始めるきっかけをくれるのです。
今、この本を手に取って、浅見さんの言葉に深く共感しました。
彼女の視点は、まるで時代を先取りしているようです。
10年前の私は、この本の「深さ」については理解できなかったかもしれません。
今まさに私がたどり着いた考え方、当サイトのコラムで書いているような「自分と周囲の幸せが繋がっている」というテーマが、こんなにもわかりやすく書かれていることに驚きます。
浅見さんが言う「潜在意識はすでに知っている」というメッセージは、自分の中の直感や魂の成長に気づく手がかりになりました。
本当に、読むタイミングがぴったり合ったのだと思います。
もし、心のどこかで「自分は何のために生きているんだろう」と感じたり、魂が成長しているような直感がある方なら、ぜひこの本を手に取ってみてください。
浅見さん流の軽やかで心に響く文体は、心にスーッと届き、潜在意識の声に耳を傾けるきっかけをくれます。
運を良くする具体的なヒントも散りばめられていて、日常に取り入れやすいアイデアが満載です。
参考