【書籍】「思い」と「実現」の法則
「思い」と「実現」の法則の著者であるウォレス・デロイス・ワトルズは、アメリカのニューソートの著作家・思想家です。
ワトルズはあまり有名ではありませんが、彼の文章は他の自己啓発作家により多数引用されています。
ワトルズの娘フローレンスによれば、彼は1860年に生まれ、正規の教育をほとんど受けておらず、自身が富の世界から排除されていることに気づいたそうです。
世界はすべてうまくいっている。
私自身の態度以外に間違っているものなどありえない。
私はそれを正しい方向へと導くだろう。
私は宇宙のなかにあるもの、あらゆる出来事、環境、そして社会や政治、政府、産業におけるさまざまな状況を最も高い観点から見るだろう。
それはまだ完成していないが、完璧だ。
それはすべて神の御業である。
見なさい。
すべてはとても素晴らしい。
『「思い」と「実現」の法則』 ウォレス・D・ワトルズ 著
『「思い」と「実現」の法則』には、「本来的にはすべてが完璧なのだ」ということが、何度も異なる表現で書かれています。
ワトルズの思想について、それぞれの人の価値観からさまざまな言説を唱えたり、批評することもできると思います。しかし、彼が伝えたいことはそのような表面的なことではないのでしょう。
自己信頼を置くこと、世界をありのままに観ること、愛することなど、その本質を理解して自分自身の人生でも実践しようとすると、あらゆる困難が訪れます。
ただ言葉から学び、頭(マインド)だけで理解した「表面的な変容」ではうまくいかないことに気づかされるのです。
ですが、この本から学び得たことは、これまでの人生を癒し、これからの人生を見つめ直す「きっかけ」として作用します。
そういう意味で、充分すぎるほどの恩恵をもたらしてくれます。
『「思い」と「実現」の法則』は、言葉の奥にある本質・真理を理解するために、何度も読み返したくなる素晴らしい本です。
参考