2.WordPressの導入決定後、準備するもの

WordPressを導入してサイトを制作するにあたって、準備する必要があるものは下記の3つです。

  • サーバー
  • ドメイン
  • メールアドレス

メールアドレスはドメインやサーバーの契約に必要となります。フリーメールである、GメールやYahooメールなどでかまいません。

この記事では、「サーバー」と「ドメイン」について解説します。

サーバーについて

 

サーバーとは?

たとえば、ブログやサイトを家であると考えると、それを建てるために必要なのが「サーバー」になります。サーバー(土地)がなければ、サイト(家)を制作する(建てる)ことができません。

つまり、WordPressでサイトを制作するには「サーバー」が必須となります(後で解説する「ドメイン」も必須)。

自分でサーバーを制作・運営することもできますが、そのためにはサーバーを稼働させるためのコンピュータや様々な専門知識が必要になります。そのため、時間・労力・お金が、相当かかることは想像に難しくありません。

そこで、専門知識が不要で、自分の時間・労力・お金を無駄にせずに済む「レンタルサーバー」を利用します。

 

レンタルサーバーとは?

レンタルサーバーとは、その名の通りレンタルサーバーを提供している企業からサーバーをレンタルして、サイトを制作・運営できるサービスのことです。

(一般的に必須なわけですが)レンタルサーバーを利用すれば、サーバーの運営に必要なコンピュータの準備・システム管理などはすべて企業が行なってくれますので、サーバー自体の管理に意識を向けることなく、自分のサイトの制作・運営に集中することができます

 

レンタルサーバーを選ぶときの基準

レンタルサーバーは有料のサービスを選択しましょう。明らかに、そのサービスの内容(セキュリティ管理など「重責」な点)から考えて、無料のレンタルサーバーを利用する事のデメリットが大きいことは簡単にわかります。

では、有料のレンタルサーバーなら何でもいいのか?と言うとそうではありません。下記の3つの基準をもとにしてレンタルサーバーを選びます。

  • WordPressのインストールが可能か
  • WordPressを高速に、安定して操作できるか
  • 「WordPress簡単インストール」を利用できるか

それでは、一つずつ詳しく確認していきましょう。

 

WordPressのインストールが可能か

プランによってはWordPressをインストールできない場合があります。ですので、WordPressが使えるか事前にしっかり確認しましょう。

 

WordPressを高速に、安定して操作できるか

WordPressを利用するためには、そのプログラムを動かすサーバー側のパワーが必要になります。サーバー側のパワーが足りなければ、十分なパフォーマンスを発揮できない場合があります。それはたとえば、表示速度が遅くなったり、サイトへのアクセスをさばくことができずにサイト全体がダウンしてしまうことなどを意味します。ですので、WordPressを快適に利用できるレンタルサーバーやプランを選ぶようにしましょう。

 

「WordPress簡単インストール」を利用できるか

WordPressをインストールする手順は、初心者であればかなり難しく感じられると思います。ですが、「簡単インストール」という機能があるレンタルサーバーを選べば、クリックと必要事項の入力だけで完了します。ワンクリックでサーバーへのアップロード、データベースの作成、関連付けなどを一挙に行うことができます。初めての方は、簡単・手軽にはじめられる「簡単インストール」機能を搭載しているレンタルサーバーを選びましょう。

 

おすすめのレンタルサーバーは?

上記の基準を満たしていて、使いやすい「エックスサーバー」をおすすめします(当サイトも「エックスサーバー」を利用しています)。

エックスサーバー ➤

 

ドメインについて

 

ドメインとは?

ドメインは「WEBサイトの住所」のようなものです。サイトのURLの一部のことを指します。

インターネットを利用する人は、その住所にアクセスすることでWEBサイトを閲覧できます。

ドメインは住所ですので、現実の世界と同じで、他のサイトと同じドメインを利用する事はできません。

 

独自ドメインとは?

ユーザーが自由に決めて所有することができるドメインを「独自ドメイン」といいます。

ドメインを取得することは、WordPressサイトを制作するにあたり必須となります。ですので、ドメイン契約会社の「独自ドメイン」を取得することになります。「独自ドメイン」を取得することのメリットは下記の3つです。

  • URLをシンプルにできる
  • サイトのオリジナル住所を持つことで、WEB上で閲覧者に信頼感を与えられる
  • SEO(※)に有利

 

独自ドメインを取得するには、ドメイン契約会社のサイトから行ないます。ドメインの会社はたくさんありますが、その中で有名処は「お名前.com」です。また、「エックスサーバー」でも独自ドメインを取得できます。逆に、「お名前.com」でもレンタルサーバーの契約ができます。ちなみにですが、当サイトはエックスサーバードメインを利用しています。

お名前.com ➤

Xserverドメイン ➤

 

(※)SEOとは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の略語で、日本語では「検索エンジン最適化」という。
サイト運営者が行うサイト改善策の一つで、検索エンジンの「検索結果リスト」の上位に表示させるために様々な工夫を行うことを意味する。

ドメイン名の決め方

ドメインには、トップレベルドメインと呼ばれる「ドット(.)」の後に続くローマ字があり、多くの種類があります。( https:// ○○○○ .com ←「.com」がトップレベルドメインです)

一般的なトップレベルドメインの種類と傾向は下記の通りです。

.com .co.jp .jp

日本企業の多くが利用している。日本の法人向き。

 

.com .net

個人事業主、フリーランス向き。

 

では、トップレベルドメインの前にあるドメイン名はどのように決めるのでしょうか?ポイントは下記の2つです。

  • 法人名やサービス名、事業などがわかりやすい名前にする
  • 省略しすぎず、覚えやすい名前にする

このような点を意識して名前を決めると良いでしょう。

Read more articles