
『「原因」と「結果」の法則』ジェームズ・アレン 人生を変える自己啓発の名著

ジェームズ・アレンの『「原因」と「結果」の法則』(原題:As a Man Thinketh)は、自己啓発のバイブルとして世界中で愛される名著です。
この本は、思考が人生の結果を形作るという「原因と結果の法則」を軸に、私たちの運命や環境が自らの心の産物であることを教えてくれます。
ジェームズ・アレンとは
ジェームズ・アレン(1864-1912)は、イギリス生まれの哲学者・著述家です。
約9年間の執筆活動で19冊の著書を残し、その多くが今なお多くの人々に影響を与えています。
『As a Man Thinketh』は彼の2冊目の本で、1903年に出版されました。
アレン自身はこの作品に満足していなかったそうですが、妻リリーの強い勧めにより世に出されました。
リリーは夫についてこう語っています。
「夫は、人々に何らかのメッセージを伝えたいときにだけ書いていました。そして、彼が人々に伝えたいメッセージとは、彼自身が人生のなかで実際に試してみて、良いものであることを確認したもの、それだけでした」
『「原因」と「結果」の法則」坂本貢一訳「訳者あとがき」より
『原因と結果の法則』の核心
本書は、シンプルかつ力強いメッセージを伝えています。
それは、「人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である」という言葉に集約されます。
幸運も不運も、私たちの思考が引き寄せる結果であり、宇宙を司る普遍的な法則に従っているとアレンは説きます。
具体的な法則の名称や仕組みは明示されていませんが、アレンの深い洞察と実践に基づく記述は、読者に確かな説得力を与えます。
この本を読むことで、思考を整え、行動を変えることで、人生をより良い方向へ導く方法を学べます。
私を変えた一冊
私自身、20代後半まで、自分の人生の不運を外的な要因のせいにしていました。
しかし、半年間の瞑想と熟考を通じて、思考が現実を創るという事実に気づき始めました。
そんな折、書店で『As a Man Thinketh』に出会い、その教えを実践することで、幸せで充実した毎日を取り戻すことができました。
この本は、私にとって人生の転機となった一冊です。
『As a Man Thinketh』は、短いながらも深い洞察に満ちた本です。
ジェームズ・アレンの経験に基づく言葉は、自己啓発を求めるすべての人に響きます。
思考を変えることで人生を変えたい方、悩みや困難を乗り越えたい方に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
書籍情報
- タイトル:『「原因」と「結果」の法則』(原題:As a Man Thinketh)
- 著者:ジェームズ・アレン
- 訳者:坂本貢一
- 出版社:サンマーク出版
- 発売日 : 2003/4/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 95ページ
- ISBN-10 : 4 763195093
- ISBN-13 : 978-4763195098