周囲を変えたいと思うとき
人を変えたい。
世界を変えたい。
より良い平和な社会・世界に変えたい。
そのように思うことがあるかもしれません。
そのように思われるときでも、常に自分事に集中なさってください。
あなたの意識・波動を高め、目の前の手が届く範囲の世界を、より良くすることに集中されてください。
目の前のことよりも、大きなことの方が偉大なこと・価値があることのように思えてしまうのは「刷り込み」です。
これは、テレビやラジオ、インターネットなどの情報がない世界を、一度想像してみると理解できるかもしれません。
道具や技術、サービスなどを否定する意味ではなく、また、より大きな世界で活動・活躍している方々を否定する意味でもありません。
ただ、それらがあるからこそ私たちは憧れを抱いたり、外側の「悪い世界」をなんとかしたいと思ってしまうことがあるのではないでしょうか。
いま、あなたの目の前には、スマホ、パソコン、タブレットなどの通信機器があり、それを通してこの文章を読まれていると思います。
そのご自分を俯瞰で観てみると、通信機器にふれているあなたが見え、動いているのは脳内だけだと理解できます。
「でもニュースでは戦争が起きていて、何人もの人たちが亡くなっていると言っているじゃないか」
「日本の芸能界の闇が露呈して、それで大変な苦しみがあったと言っているじゃないか」
などと思われるかもしれません。
では、あなたのお隣のお家では、なんらか悩み・苦しみは生まれていないのでしょうか。
近隣の家にすら踏み込もうとしないのに、なぜ全国規模・世界規模の大きなことが気になってしまうのでしょうか。
知ることは大切ですが、それをなんとかするためにどうこうしようと大騒ぎする必要はありません。
お隣さんはお隣さんです。その人たちの、それぞれの在り方・生き方があります。
日本は日本ですし、ロシアはロシアですし、アメリカはアメリカです。
事実として、何らかの動きがあるにせよ、基本的にこのような冷静さを保っていたほうが良いのです。
宇宙規模での「適材適所」。
渦中でない人は、その分野に携わる人たちにお任せして、私たちは私たちの世界をより良く生きることを心がけましょう。
リーダーシップが得意ならそうする。
投資の知識があるなら投資をする。
文章が得意なら文章を書く。
絵が好きなら絵を描く。
子どもが小さいなら子育てに集中する。
現在地点のご自分にとって、必要なことや、しっくりくることに意識の焦点を当て、エネルギーを注ぎましょう。
個々の人生に上下優劣善悪などはなく、私たちはこの時代をいつも平和に生きています。
ただそれだけです。
いつでも、あたたかな気持ち・感謝の気持ちと共に、少しずつ歩んでゆきましょう。