8.WordPressサイト制作/『プラグイン』を導入する
WordPressのインストールが完了して、設定項目の初期設定を済ませたら、次は設定の延長線上にある『プラグイン』の導入をしましょう。
WordPressの『プラグイン』とは
『プラグイン』とは、インストール直後のWordPressに備わっていない機能を拡張するためのツールのことです。
プラグインをインストールすることで、サイトの表示速度を上げたり、セキュリティ対策をしたり、見栄えを整えたりすることができます。他にも、ショッピングカート機能を搭載したり、お問い合わせフォームの設置をすることもできます。
本来はプログラミングの知識と作業が必要なことですが、プラグインを導入することで簡単に必要な機能を搭載することができるということですね。
ただ、プラグインの数はものすごく多いので、はじめは何を導入すれば良いのかわからないと思います。そこで、こちらの記事では導入をおすすめするプラグインをご紹介いたします。
プラグインの導入をする前に
プラグインのインストールをする前に、まずは最初からインストールされている不要な初期プラグインを削除します。
プラグインは必要なものだけ導入して、不要なものは削除することが基本です。なぜなら、なんでもかんでもインストールしておくと、サイトが重くなったり、レイアウトが崩れたりすることがあるからです。
Hello Dolly
プラグインの「Hello Dolly」が、デフォルトでインストールされています。こちらはサイト運営上不要ですので、削除してしまいましょう。
ほぼ必須のWodPressプラグイン6つ
サイトを制作・管理・運営する以上、下記のプラグインは必須と言えます。一つずつ解説していきます。
Akismet(スパム対策)
Akismetはコメントのスパム対策において高機能な、デフォルトでインストールされているプラグインです。ただ初期状態では「無効」となっていますので「有効」にする必要があります。
Akismetを有効にするだけで、大幅にスパムコメントを排除することができます。
ただしAkismetは商用利用のサイトでは無料で使用することができません。無料で同様のプラグインをお探しの方は、「Invisible reCaptcha for WordPress」を代わりにインストールしましょう。
BackWPup(バックアップ)
BackWPupは、WordPressのバックアップを自動的にとってくれるプラグインです。
レンタルサーバーのプランではバックアップをとってくれる機能がありますが、有料であったりバックアップデータを元に戻す手間がかかり大変です。ですので、BackWPupをインストールすることをおすすめします。
BackWPupは、「サーバー上のデータ」と「データベース上のデータ」を自動的にバックアップすることができます。WordPressに必要なほとんどのデータをバックアップすることができますので、レンタルサーバーの有料のバックアップ機能を利用しなくて済みます。
XML Sitemaps(XMLサイトマップの簡単作成・自動更新)
XML Sitemapsは、XMLサイトマップを作成できるプラグインです。
XMLサイトマップとは、サイト全体の構造をGoogleに伝えるための地図のようなもので、これがあることでGoogle側に対してGoogle検索画面にインデックスしてほしい記事を自動的に伝えることができます。
インデックスされていない記事はGoogle検索画面に表示されませんので、Web検索ユーザーがサイトを認識することができなくなります。ですので、XML Sitemapsは必須のプラグインと言えます。
EWWW Image Optimizer(画像ファイルの最適化)
EWWW Image Optimizerは、WordPressにアップロードした画像を自動的に圧縮してくれるプラグインです。このプラグインを使えば、画像を一枚一枚サイズ変更していく手間が省けます。
サイトのコンテンツにもよりますが、ほとんどのサイトは、視覚的に情報を伝えるために画像を活用される場合が多いと思います。
画像を多用しているとどうしてもサイトが重くなってしまいますので、EWWW Image Optimizerのインストールをおすすめします。
Contact Form 7(問い合わせフォームの設置)
Contact Form 7は、問い合わせフォームを作成できるプラグインです。
問い合わせフォームはサイト運営をする上で重要です。なぜなら、サイトユーザーとのつながりをつくる窓口となるからです。
SiteGuard WP Plugin(セキュリティの強化)
SiteGuard WP Pluginは、サイトのセキュリティを強化してくれるプラグインです。
WordPressのログイン画面には、サイトURLの末尾に必要なURLをつけるだけで誰でもアクセスすることができます。それはセキュリティの観点からは好ましくはないです。
SiteGuard WP Pluginを活用すれば、ログインURLを変更したり、画像認証を追加したりしてセキュリティを向上させる設定ができます。
あると便利なWordPressプラグイン3つ
必須ではありませんが、あると便利なプラグインをご紹介します。
Easy Table of Contents(コンテンツ目次の自動生成)
Easy Table of Contentsは、記事ごとに目次を自動生成してくれるプラグインです。
目次を表示することで、記事に何が書かれているかをすぐに把握することができますので、ユーザーの利便性が高まります。
WordPressテーマによっては、デフォルトで備わっている場合があります。
Site Kit by Google(Google公式ツールとの連携)
Site Kit by Googleは、Google公式ツールの「アナリティクス」や「サーチコンソール」などとWordPressを簡単に連携できるプラグインです。
サイト分析が必要な方は取り入れた方が良いです。
PS Auto Sitemap(サイト訪問者向けのサイトマップ作成)
XML Sitemapsは、Google検索のためのサイト運営者用のサイトマップ作成用プラグインでした。
それに対してPS Auto Sitemapは、サイト訪問者であるユーザーのためのサイトマップ作成プラグインです。
サイト内にサイトマップを表示することで、ユーザーがサイト内の記事一覧をみることができるようなり、サイトの利便性が大きく増します。
まとめ
こちらの記事ではWordPressでサイト制作をするにあたり導入をおすすめするプラグインをご紹介させていただきました。
ご紹介いたしましたプラグインをもう一度まとめます。
- Akismet(スパム対策)
- BackWPup(バックアップ)
- XML Sitemaps(XMLサイトマップの簡単作成・自動更新)
- EWWW Image Optimizer(画像ファイルの最適化)
- Contact Form 7(問い合わせフォームの設置)
- SiteGuard WP Plugin(セキュリティの強化)
- Easy Table of Contents(コンテンツ目次の自動生成)
- Site Kit by Google(Google公式ツールとの連携)
- PS Auto Sitemap(サイト訪問者向けのサイトマップ作成)
全部で9つです。
サイト制作・運営・管理に必要なものを取り入れてみてくださいね。