
闇に引き寄せられるのはなぜ?生存本能と「光を選ぶ力」の話
私たちは、心がやわらかくなるものを求めている
多くの人は、本当は美しいものが好きです。
心が軽くなったり、やさしくなれたりするようなものに、自然と惹かれます。
けれど、現代社会では、そういったものばかりに囲まれて生きているわけではありません。
光だけでなく、闇のような情報にも、私たちは日常的に触れています。
中には、「怖いもの見たさ」で闇のほうへ目を向けてしまう人もいます。
最初は軽い興味だったとしても、やがて無意識のうちに、その影響を深く受け取ってしまうことがあるのです。
無意識ほど、深く影響を受けている
「私は大丈夫」と思っていても、私たちの無意識は、意外なほど環境に影響されています。
とくに、心が繊細な人や感受性の強い人ほど、ネガティブな刺激は、知らず知らずのうちに心を重くしていきます。
だからこそ、自分を守ることも含めて、どんな世界に意識を向けるかを選ぶことが、とても大切なのです。
光は、すでにそこにある
「光を見ましょう」と言われると、なにか特別なポジティブ思考をしなければならないような気がするかもしれません。
でも、そうではありません。
光は、すでにそこら中に存在しているのです。
- 朝の光の美しさ
- 花が風に揺れる様子
- 子どもたちの笑い声
- 誰かのふとしたやさしさ
そんな当たり前の風景のなかに、見過ごされている光が満ちています。
私たちはただ、それに目を向けることを少し忘れていただけなのかもしれません。
闇は、本能で引き寄せられるもの
人間は本来、「生存」を最優先に生きる存在です。
そのため、危険やネガティブなものに注意を向ける傾向があります。
これは「ネガティビティ・バイアス」と呼ばれ、進化的には必要な反応でした。
けれど、今の私たちは、本能のままに反応し続けるだけでなく、意識的に“何を選ぶか”を決められる存在です。
もしあなたが「穏やかで、心地よい毎日を送りたい」と願っているなら、ネガティブなニュースや刺激的な映像から、少し距離をとってみてください。
それは「逃げること」ではなく、自分を整えるためのやさしい選択なのです。
ほんとうに見たいものに目を向ける
情報は、毎日あふれるように届きます。
だからこそ、自分の意識の焦点をどこに向けるかが、とても重要になります。
美しいものに心をひらくこと。
やさしさや静けさに、目をこらすこと。
それは現実逃避ではなく、現実を自分の手に取り戻す行為なのだと思います。