店舗経営で最も大切なポイントは何ですか?

記事タイトルのご質問をいただきましたので、回答を記事として掲載させていただきます。

 

A.まずは自分が楽しく幸せであること、幸せの気持ちを拡大させていくこと、です。

店舗の経営に限らず、どのような経営でも同じことが言えると思います。たとえば私たちにとって、とても身近なものである「家庭」も一つの経営です。

収入と支出の管理をするとか、掃除をするとか、食べ物や飲み物を準備するとか。

寝ることと湯船に浸かること以外は結局のところ、お店で行なっていることとそこまで変わらないわけです。

 

本を読んだりして学習をしていけば少しずつわかってきますが、経営の技術・手法というのは、本質的なところを抽出すれば、実はどのような企業・組織がやっていることも、大きくは変わらないですしそれで良いのです。

また、技術や手法というのは、知らないのであれば知った方が便利なこともたくさんあるのでしょうけれども、活用する人の考え方や意識レベルなどにより、関わること全体の結果が変わります。

つまりはそれを取り入れたときの心情の影響があります。

 

 

「7つの習慣」という本の言葉をお借りすれば、「インサイド・アウト」が最も大切です。

自分の幸せを基点として、共にいる人(従業員とお客さま)の幸せを願う心を育むことで、結果的に、お店の管理システムを学習しながら「自然と」構築していきますし、またそういう意識では従業員を「使う」などという言葉は浮かびません。

一つのコミュニティ(場)を幸せに作るための協力者になります。

意識的な面だけでも、そういう思いを持って仕事に励むことが大切です。

 

 

小売業界や人材育成でよく使われる言葉で言い換えれば「CS = ES」です。

顧客満足(Customer Satisfaction)と従業員満足(Employee Satisfaction)がイコールとして成り立つという概念ですが、実はこれは「引き寄せの法則」のようなものです。

 

私の場合は、小さなお店、少人数、年中無休24時間経営、オーナーが放っておいてくれたこと、はじめた年齢が若かったからこそ、そういった感覚や瞬時の判断・決断力などを磨くことができたのだと思います。

とは言え、私は自己コントロール力(心を上手に操縦する技術)に関しましては、当時は欠如していた自覚がありますし、人を傷つけたり、傷ついたりもたくさんしました。

店舗経営では、それまでに身につけてきた常識的な考え方や自分の依存心をいくらか変えなければならないところまで追い詰められました。

 

意識が先で、現実は後です。

余裕がない時や人をコントロールしようとすることは、私にとっては人生における学習体験として必須だったのだと思います。

売上や利益を上げるための取り組みは大切なことですが、そればかりに偏ることなく、自分の心を楽にするための管理運営術というものを構築した方が、自分にとっても、従業員にとっても良いです。

リーダーに、自分を愛する・リラックスする余裕がなければ、長い目で見た時に収益の面でも損失が大きくなる傾向があります。

これはいまの私だからこそはっきりと理由が言えるのですが、波動と意識・次元の法則からそうなるべくしてなっています。

また、この考え方は経営に限らず、生きる上で広い範囲に生かすことができます。

 

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