愛の表現は人それぞれと受け入れる
人が相手に「何か」をしてあげたいと思うことは、子どもの頃、親からしてもらいたかった「何か」である場合があります。
人はその「何か」を「中々与えてもらえない愛」だと思い込み、他人に求めてしまうことがあります。
自分が「与えたい」と思うことと、自分が「与えられたい」と思うことは、イコールの関係になる傾向があるようです。
しかしながら、自分が与えたい愛と、他人が与えたい愛は多くの場合は異なります。
これを腑に落とし、「これでいいのだ」と思うことができた時、人は精神的自立へと向かっています。
簡単に言うと、相手に
〜してあげる
には、逆に相手に
〜してほしい
という気持ちが潜んでいる場合があります。
「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい」
というキリストの言葉がありますが、目の前の相手にも同じようにして欲しいからするという意味ではありません。
自分を大切にしながら、自分が与えたい愛、与えることができる愛を
人に与え続けようと決め、それによって自分を大切にすることができる時、この上のない幸福を感じることができるようになります。