【書籍】NEW MONEY THEORY お金は5次元の生き物です!まったく新しい付き合い方を始めよう
『NEW MONEY THEORY お金は5次元の生き物です!まったく新しい付き合い方を始めよう』は、舩井勝仁さんと、はせくらみゆきさんの共著作です。
舩井勝仁さんは、株式会社船井本社の代表取締役社長、株式会社にんげんクラブの会長を務めています。大阪生まれ。1988年に株式会社船井総合研究所に入社し、1998年に同社の常務取締役、同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル株式会社、株式会社船井情報システムズの代表取締役に就任。コンサルティングの周辺分野の開拓に努めてきました。
舩井勝仁さんの父は、株式会社船井総合研究所の創業者である舩井幸雄さんです。父である舩井幸雄さんの「競争や策略やだましあいのない社会を築く」という思いに共鳴して、2008年に株式会社船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミクロの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けています。
はせくらみゆきさんは、画家、作家、教育家です。芸術や科学、経済まで、ジャンルに囚われない幅広い活動から「ミラクルアーティスト」と呼ばれています。2016年、詩情あふれる絵画により、日本を代表する画家の一人として選出され、国内外での個展と共に、世界中に多くのファンを持っています。言霊の研究の傍ら、和の心で世界を結ぶ芸術文化団体を立ち上げ、雅楽歌人としても活躍しています。
本書は、経済のプロである舩井勝仁さんと、物書きとして、心や生き方について探求してきた私(はせくら)の、お金についての本、第二弾となります。
というのは、2014年初夏に、私たちは『チェンジ・マネー お金の価値を変えるのは日本だ!』(きれい・ねっと)という本を上梓させていただいたからです。
この本が刊行されたときは、舩井さんが語っている世界と、私が語っている世界の間には、なかなか越えられない深い川が流れていて、そこに橋を架けてしまおうという試みがありました。そこから二年が過ぎ、時代も意識も大きく変わり始めているというのが、私たちの今の実感です。
それは、俗にいう「スピリチュアル」と「現実」は相反するものと考えられていた今までの世界観から、想念や意識といった、現実の奥にある見えない世界は繋がっているのだということを認識していく段階であり、同時に、スピリチュアル的な観念に逃げこむのでもなく、かといって現実の見える世界のみにとらわれて、あくせくするのでもない、物心一元となった上質な生き方を模索する人が格段に増えていると感じることです。
いいかえれば、スピリチュアリティとリアルの融合が、私たちがいる「現実世界」のステージまで表れてきたともいえると思います。
『NEW MONEY THEORY お金は5次元の生き物です!まったく新しい付き合い方を始めよう』舩井勝仁、はせくらみゆき 著
『NEW MONEY THEORY お金は5次元の生き物です!まったく新しい付き合い方を始めよう』の内容は、「スピリチュアル」と「現実」「社会」のことです。
また、「スピリチュアル」と「経営」「経済」のことについて、様々な角度からお話が進行します。
一般的に考えると、「スピリチュアル」と「経営」に一体何の関係があるのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は経営者の中には、けっこうな割合で「運気」や「波動・エネルギー」「潜在意識」「直感」などの話をされる人がいるのです。
それはなぜかというと、経営者は「意思決定者」としての役割を担っており、自分の一つの決断によって、とても良い流れを生んだり、はたまた流れが悪くなったりすることを、経験・肌感覚でわかるようになるからです。
ですから、皆さん基本的にはかなり慎重でありながらも、あらかじめ仕入れてある情報と、ご自身の感性によって、スパッと決断するという大胆さを兼ね備えており、その後は行動しはじめるとフットワークが軽い、という人が多いです。
また、「最後は神様が決めること」であると、自分に言い聞かせて、その後の流れを祈る方もいます。その度合は様々でしょうけれども、しっかりとご準備をされた上で、良い結果になることを願っていらっしゃるのだと思います。
そういうわけで、「経営」と「スピリチュアル」は、「車の両輪のような関係」とも言えるのです。
この本は2016年のものですから、情報としては古い部類に入ります。
ですが、資本主義は最終章に向かっていることや、これまでの時代・資本主義というものの価値をしっかりと評価しながら、次元・意識をシフトしていくことが大切だということ、そして世界を動かしている人たちと敵対しないこと…などについて書かれていますので、特に経営者として生きていらっしゃる方は一度目を通しておく価値があると思います。
またこの本は、企業・事業の規模に関係なく、経営企画や会社幹部として、組織づくりやマーケティングなどを真剣に行なったことがある方にとって、考え方やモノの観方の角度を少しだけ変えるきっかけをもたらしてくれるかもしれません。
対談形式で面白く、すぐに読み終わると思いますので、お時間を作るのが厳しい方にもおすすめです。
参考