
子育ての課題 親である私を育てなおすということ
子どもを育てる親として、向き合うべき本当の課題は、外でたくさん働くことでも、お金を多く用意することでも、子どもの願いをすべて叶えてあげることでも、家事を完璧にこなすことでもありません。
もちろん、日々の暮らしを丁寧に支えることは、とても大切です。
けれど、それらをいくら一生懸命にこなしていても、もし親自身の心が疲れきっていたり、内面の調和を失っていたりすれば、子どもはその空気を敏感に感じ取り、そのエネルギーのなかで育っていくことになります。
そしてその影響は、言葉では表現されないかたちで、子どもの外の世界にさざ波のように広がっていくかもしれません。
私たちは日常の中で、さまざまな義務や役割を果たしながら、知らず知らずのうちに多くの情報や人間関係に感情を揺さぶられてしまうことがあります。
だからこそ、一つひとつの出来事や情報に対して、「これは本当に自分にとって大切だろうか」と静かに問いかける姿勢が大切です。
自分の心を大切に扱いながら、愛の意識にとどまり続けることができたなら、それは子どもにとって最も安心できる環境となります。
人間関係においては、共感し合うことも大切ですが、もし心が疲れていたり、波動が重たくなっているときには、気づかぬうちに愚痴や不満に共鳴しすぎてしまうこともあります。
それが習慣化してしまうと、まるで心が中毒のように、同じ場所をぐるぐると巡ってしまうかもしれません。
でも、その状態はあなたの本来の姿ではありません。
ほんの少し、静かな時間をとって、自分自身の内側に戻ってみてください。
親として、完璧である必要はありません。
けれど、もしあなたが愛の意識でいられる時間を少しずつ増やしていけたなら、子どもはその姿を見て、自ら学び、自然と育っていきます。
子育てとは、親である「私」が、自分自身をもう一度やさしく育てなおす機会でもあるのです。
「こうあるべき」と気負う必要はありません。
ただ、あなた自身の心が整っていれば、子どもはその中で自由に、自分の花を咲かせていくでしょう。
子どもを見守るということは、育てるということと同じくらい尊い行為です。
だからこそ、親としての本当の課題は、自分の内面を見つめなおし、自分自身とやさしく向き合っていくことなのかもしれません。