自分が受け入れたいことに焦点を絞りましょう

自分にとって大切なこと、受け入れたいと思うことを選択することができます

だれを、

だれの言葉を、

どのような言葉を、

どのような価値観を

受け入れるか、それとも受け入れないかを選ぶことは大切なことです。

私たちは環境の生き物ですから、誰か、何か、からの影響を避けることはとても難しいです。

しかしながら、それでもそういうことができると理解しておくと、これからの人生はちがったものになります。

たとえばテレビをぼーっと観ていると

「あなたにはこれが必要だ」

「これがないとダメですよ」

「これ楽しいよ」

と、知らなくてもいい情報も入ってきます。それらによって私たちは、良くない影響を受けてしまうこともあります。

楽しくなったり、

悲しくなったり、

うれしくなったり、

イラっとしたり…。

特に不安という感情をもとに手に入れたモノや情報は、別の時に再び不安という感情を強めることになることが多いようです。

何かモノを手に入れたときは、一時的に興奮することがあります。

誕生日に、欲しかったおもちゃをもらったとき

欲しかったブランドバックをもらったとき

欲しかったカッコイイ車を買ったとき

それで幸せな気持ちになったと錯覚するわけですが、そういう気持ちは、

もっと!もっと!

を生むことが多いものです。

そうやって、錯覚の幸せを追求してしまうのが私たち人間です。

欲を捨てなさいとお伝えしているわけではありません。

私も「あれを手に入れたら幸せになれる」と幻想を抱いていた時があります。

私が伝えたいことは以下の二つです。

一つは

幸福に対する錯覚、幻想に関することを知っているかどうかで、世の中の観方が異なるものになるということです。

そして二つ目に

自分が何のために、何を選択しているかを自分で理解していることが大切だということです。

現代は情報が得られるところが多いので、自分が欲しい情報を選択する力が必要になります。

ですので、自分を大切にするために、上述した通りの考え方や力が重要なのです。

さらに、もう少し根本的なことをお伝えします。

私たちは生まれた時、はじめから家庭があります。

こちらに関しては選択することができません。

(スピリチュアルでは、自分の魂が今世の宿命を全うするために選んでいるという考え方があります)

そして成長していくと大抵は、親の言うことを聞こうとするようになります。

できないと叱られ、

できると褒められる

という形で、親の価値観を受け継いでいきます。

そこまでは何の問題もありません。もし子どもの頃に、多くの苦労があり親を責めるようなことがあったとしても、それは通過したほうがいい課題であると認識すれば良いのです。

ただ多くの場合、そこで受け入れてしまった自分の価値観を否定する必要が出てきます。そもそも、

親の言うことを聞かないとダメだということはありません。

先生、上位者の言うことを聞かないとダメだということはありません。

(上位者は居ません)

いまの人生が、自分にとって心地がいいものであればそれは素晴らしいことです。そうでない場合には、

ワク(受け継いだ思想、価値観)の外に出て、

友達の家庭だとか、

お稽古

職場など、

環境をしっかりと観察してみると、

自分がいつも居る(居た)場の不思議な風習が見えてくることがあります。

人は親を大切に思う気持ちがあるからこそ、そこ(家族から得た思想、価値観)に安住してしまうことがあります。生まれ育った場の思想で生きなければ、親を否定してしまうような気がすることがあります。

(私が相談を受けた人の中には、単に子どものうちは、親がいないと生きていけないから逃げられない、という気持ちで生きていた人もいらっしゃいます)

それでも積極的に外の世界(異なる思想)を見てみましょう。外にはあなたが見たことがない景色が広がっているかもしれません。

小さな環境(たとえば他人の家族)

大きな環境(たとえば外国)

なんでも構いません。

いろんな人がいて、いろんな場があることを知ってみましょう。

そしてその後は、自分で人生を選択していることを実感してみましょう。

あなたは、親や先生、他人にとっての「いい人」もしくは、「こう見られている、という意識」をやめて、自分の人生を創るために踏み出すことができます。

そして、自分にとって大切なこと、受け入れたいと思うことを選択することができます。

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