時間の概念を乗り越える
人生とは今日一日のことである
デール・カーネギー
私たちは「瞬間」の連続の中で生きています。
毎瞬、毎瞬の選択の繰り返しで人生を創り上げています。
しかし、私たちの自我(エゴ)は時間という概念に対する執着がとても強いため、そのことを心底理解することがとても難しいようです。
実際に、過去、現在、未来といった直線的な時間の流れというものは、意識の世界では存在しません。
過去の私はこうだったから
これまでにこれを経験してきたから
だから、次はこうする
という「最適」な考え方をしてしまいがちですが、意識の観点から言えばこれはあまり意味を持ちません。
それを知れば、「今日」や「いま」というものが、どれほど重要であるかを理解できます。
意識にとっては「いま」がすべてなのです。
もしあなたに一生やり続けたいと思う「夢」があるのであれば、いますぐ行うことがとても大きなステップです。
人生設計や計画もとても大切なことですが、それよりもいまできることを行うことの方が意識の観点からは大きな意味を持ちます。
現状は特に夢がない方でも、自分の内側の奥底から静かに湧き上がるエネルギー、その想いを(瞑想、沈黙などによって)感じ取る、一日たった数分のその行動が後に変容をもたらします。
その想いは、これまでの経験とは一見つながりを感じられないようなことかもしれません。
それでもその想いを信じる気持ちからすべてがはじまります。
心から納得のいく「今日一日」が創られていきます。