人材育成ではなく、自己変容。さらに大切なのは、『霊性の向上』
教育は必要。人材育成は不要
私は、自分の波動が周囲へと影響していくことを日常的に目の当たりにしながら生きています。ですから、20代の頃は真剣にやっているつもりでした「人材育成」は、現在は必要がないと思っています。
(仕事・知識を教える「教育」は、ある程度必要です。人間は、知らないことはしようともしませんし、できないからです。また、「知っていること」「実践していること」「出来ること」などは、当然ですがそこには段階があり、それぞれレベルが異なります。)
人は、当人が真剣に変わる必要性を感じない限り、変わることはありません。そして、当人が変わらなければ周囲も変わりません。これは絶対法則です。
外側にフォーカスすることを捨てて、自分が変わる「自己変容」を意識する
つまり、外側に働きかける「人材育成」「コントロール」は避け、「自己変容」が先であり、本当はそれが「唯一の道」なのです。「自己変容」という言葉を別の言葉に言い替えると「現実創造」です。これは「習慣の力」などを活用して、行動のみを強制的に変えようとする、一般的な方法ではありませんのでご注意ください。
人材育成の知識と技術を知り、表面的に言葉で働きかけたとき、お相手が変わったように思えることもありますが、それは当然のことながら、そもそもお相手との間にラポール(信頼関係)が形成されており、当人が変わる必要性を本気で理解している場合のみです。多くの場合には、その人の人間関係や場所など、接する物事が日常に戻れば、元の木阿弥です。
「自己啓発セミナーの最中は自分が変わったように感じるのですが、日常に戻ると、自分の気持ちも段々と元に戻っちゃいます」
などと、よく言われる現象ですね。もちろんこれは波動が関係しています。
ちなみに、テレビやインターネットの動画なども、上記のセミナーの例と同じように作用します。こちらは「人材育成」ではなく「営業」の意味になりますので、この記事の論点とは異なる気がしますが…、映像は「ビジネスを行う側」の人にとっては、とても便利です。こちらも同様に、「観る側」の人が(楽しさや手軽さから)繰り返し観る(お会いする)ことでラポールが形成されたり、意図的にしかけられた術中にハマることがあります。
たとえばYouTubeの世界など「観る側」の人の中には、知らぬ間に術中にハマってしまう人も多いかもしれません。
結局のところ当記事での「自己変容」とは、そういった仕組み・人間を知り、さまざまな本質をできる限り理解したり、何らかの物事に対して物理的にある程度距離を置くことや、意識を向ける物事・接する物事を少し変える工夫が大切だとお伝えしているだけです。そこに大それた努力は不要であり、自分自身の意識を向ける選択次第です。
現実は自分が発する波動の周波数帯次第。頑張らずにリラックスして、好きなこと(得意なこと)と必要なことだけ
自分の外側の人は、自分の意識を変化させることで、お相手も影響を受けて変わる場合がありますし、お相手が変わる気がない場合には、変更した自分の周波数帯での日常に現れることがなくなっていきます。俗なことを言えば、たとえばあなたが社長なら、あなたが意識を変えると側近の方が入れ替わることもあります。
このような原理を知る必要性を感じる人は、今世での経過時間・年齢などとは無関係に(ただし、当人が認識できなくても輪廻転生の経験を含んでいます。信憑性が非常に高い情報によると、人は平均して350回から550回ほど転生を繰り返します。とても単純化したことをいうと、たとえば転生の回数が250回目の人と300回目の人がいるとします。両者とも今世では同じ性別、年齢であり、その他の外見上のことについてはある程度同等に見えるとします。ですが、両者とも各転生を平均50年生きたとすると、前者は12500年、後者は15000年地球で生きていることになりますね。そもそも人は、それぞれのカルマも異なりますので、そこには「状態のちがい」だけがあり、はじめから比較しようがないのです)、真剣に人生における学習と洞察の期間を経て、意識の変容を遂げた方が多いと思います。
このような意識状態では、世の中の大多数の方が楽しんでいらっしゃる多くのことに対して関心がなくなってしまいますので、それでは社交や人間関係において困ることもありますから、ある程度バランス調整する訓練が必要になってきます。社会から身を引くことを選択する方もいらっしゃるようです。
また、何を成功とするか、その基準は人それぞれですが、一般的・社会的な成功(経済的な尺度や権力の有無などのこと)には、私は関心がなくなりました。ある意味でこれは、子どもが少しずつ公園の遊具で遊ぶことを卒業して、別の遊び方を選んでいくことに似ている気がします。3~4歳くらいまでの子どもの波動が最も純粋ですから、子育てをしたことがある方や、現在子育て中の方は特に、このような成長過程は優劣ではなく「自然の流れ」だとわかる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ゆったりと、淡々と、着々と、「地上天国」を創造し続ける
ところで、『地上天国への道 Ⅰ インパーソナル・ライフ・メッセージ』という素晴らしい書籍に出合いました。この本を読んで、私にとっての人生はやはりこれで良いと思えました。
この道は、誰もがこの世に来ている以上(知的に知らずとも)歩んでいる道ではありますが、私の場合は数年前から学習と実践がはじまりました。今世を振り返ると、はじめからここに辿り着く予定だったように感じます。自我との同一化はほとんどなくなりましたが、いくらかの反応を手放す必要性に気付いている状態ですし、この道をひたすら歩んでいくつもりです。と言うよりも、魂・意識が関係しており、ほとんど自動的に「歩ませられている」と言った方が正確であり、真実です。
このシリーズの書籍にいくつもレビューが書かれていることから、同じ道を歩む同志がいらっしゃることがわかりましたので、それもうれしいです。現代は、わかる人がたくさんいることをインターネットで知ることができますので、それにも感謝ですね。
内なる直感・回答に対して、さらに外側からも答えをお与えくださり、いつもこの世界に感謝します。