ウェルネスと市場
テレビや雑誌などのメディアを通して「ウェルネス」という言葉を聞く・見る機会が、これから少しずつ増えると思います。メディアによく登場する時というのは、全国的に事業が成り立っている時です。
ウェルネスの概念自体はとても素晴らしいものですから、質の良い商品やサービスを選びたいですね。
当然ですが、これからさらに多くの企業がウェルネス事業に参入します。市場を拡大するためマーケティングが行われていきます。なぜならコンセプトとして、時流に合っていますし取り入れやすいのです。
社会全体は複雑になってしまっていますので、わかりにくいことですが、ウェルネスは人間の自然な状態・姿であるということを理解していれば、ウェルネスの概念を活用したビジネスの受け入れ方は変わります。本当は、そもそも現代のストレスが多い社会構造自体に疑問を持たなければないということです。
少しクリアな視点からお伝えします。ウェルネスは、目指す在り方・生き方ではなく、自分に還る(かえる)という、「精神世界」的な要素が大きいです。たしかに学術的には自己実現であると多く伝えられていますし、それはその通りなのですが、自己実現という言葉を一般的な解釈で素直に受け入れると、人によってはズレ(葛藤)が生じることになります。
「自己実現」とは、「目指した結果を手に入れる」という風に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではなく、「本来の自分に戻る」ということです。
つまり、ウェルネスな生き方をする際には、外側の変化を目指すというよりは、外側からを含めて内側を整えていくことにより、輝く私を取り戻す、戻るという風に捉えると良いのではないかと思います。
そう捉えると、良い商品やサービスの見極め方がかんたんになります。
その、「自分に還る」「本来の私の輝きを取り戻す」際に、良い企業の良い商品やサービスなどの物質的な要素を活用することは、とても楽で、効率よく、素晴らしいことだと私は思います。
ウェルネスにご興味がある方は、概念をできる限りよく理解して、質の良い商品やサービスを選べるようにしていきましょう。