【書籍】夢へと目覚める 明晰に生きることの贈り物
『夢へと目覚める 明晰に生きることの贈り物』は、非二元(ノンデュアリティ)についてわかりやすく解説されている本です。
著者はオランダ出身の「レオ・ハートン」という人です。
人生、精神世界の学びが深くなっている方におすすめします。
地球が球体だと知る以前は、「地球の端から落ちたらどうなるのか」という疑問はまったくおかしなものではなかった。だが現在の視点から見ると、この疑問は意味をなさない。古い時代に遡ったとしたら、容易には答えられず、地球は実際には球体だから端から落ちることなど不可能なのだと説明しなければならないだろう。当然ながら、そのような答えはこの疑問を抱いていた人の常識に反しているだろうし、その人は水平線を指差しながら、「地球の端ははっきりと見えているではないか」と言い張るはずだ。宇宙飛行士になったと思って宇宙から見ているところを想像してくれと頼んだとしても、それは本当の問題、つまり「地球の端から落ちたらどうなるのか」という問題を避けるための抽象的議論だと受け取られるのではないだろうか。ここまでの話を踏まえて、悟りから何を得られるかを伝えることにしよう。答えを聞いて最初は失望するかもしれないが、匙を投げないでほしい。読み進めながら、失望が明確な理解に転じる地点にたどり着くかどうか、確かめてもらいたい。
『夢へと目覚める 明晰に生きることの贈り物』レオ・ハートン 著
私たちは生きてゆく上で、多くの人生上・人格上の矛盾を孕み、困難に陥ってしまうことがあります。
そのように思えてしまうこの世界ですが、この本を読むことで、実はそのようなことは「大したことはない」ということに気づかせられます。
非二元(ノンデュアリティ)という考え方は、人生の『究極の地点』と言えるのかもしれませんし、逆に様々なこと(知識・経験)に対する理解が浅い方には危険な内容になってしまうかもしれません。
精神世界や自己啓発などを学び、修行のように実践を重ねている人(または現状、人生を『修行』のように感じている人)にとりましては、とても有益で素晴らしいと感じられると思います。
参考