地球人を卒業する

輪廻転生のサイクルから身を引くためには、当然のことながら輪廻転生についてできる限り理解する必要があります。それは「死んだらわかること」ではありますが、死んでから理解しても遅いかもしれません。なぜなら、輪廻転生の情報はすでにさまざまな人が発表していることと、それらから理解できる条件があるからです。条件と言いましても、とても単純なことですので、重たく考えずに最後までお読みくださればご理解いただけると思います。

当記事を読まれている人は、

  • 輪廻転生があることを実感されている方
  • 輪廻転生を観念的に信じている方
  • そういうこともあるかもしれないと思う方

など、それぞれだと思います。

ですが、「輪廻転生などあるわけない」と思われている方に向けては書いておりません。これまで輪廻転生していることが当たり前、前提です。それを前提として、「輪廻転生のサイクルを終えること」について、お調べ致しました結果の話を進めます。

 

二つある条件の、一つ目です。

輪廻転生を終え、高次元世界(肉体を持たない意識の世界)へ移るためには、当人の「意思表示」が要るようです。輪廻転生について気になっていらっしゃる方は、すでに「解脱」(仏教でいう、輪廻転生のサイクルを終えること)に向けた人生を歩んでいらっしゃる可能性が高いと言えます。その理由は「意識の法則」によるものです。私たちは「意識の法則」に従って、個々の意識が、個々の現実を創造しています。

私たちの個々の意識は、多次元的に重なっていますので、これまでのことも今世のこともすべて魂に刻まれており、そのすべてを今の肉体で自我・カルマとして経験しています。魂が「意識の法則」により、今世で引き寄せ、創造している情報や体験というのは、個々の意識、その意識レベルと関心(自然と興味を持つ対象)に基づいています。

ですから、輪廻転生に強い関心がある人については、あとは各自「霊的な学習」と「意思表示」が必要ということになります。この階層にいらっしゃる人は、再び転生しても良く、転生を終えても良いのです。これは上下・優劣などとは無関係であり、霊的な成長段階に応じた体験をしているだけです。

 

二つ目です。

輪廻転生を終えるためには、ご自身の「波動の質」に左右されます。

お人が発する波動・オーラは、愛や調和のある態度、幸福感などによって左右されますし、生きていれば都度変化し続けます。ですから、他のコラムでもお伝えしております通り、波動を下げてしまう観念・思い込み・刷り込みと、それによりもたらされるネガティブな反応を手放すこと、明け渡すことも必須です。

もう少し具体的なことをお伝えしますと、精神科医・神秘家のデヴィッド・R・ホーキンズ博士が提唱した「意識のスケール(意識レベル)」というものがありますが、輪廻転生を確実に終えるには、意識レベル600の「覚醒」を超えることが最低条件です。「覚醒」にも段階があり、人間が肉体を持ったまま到達できる上限数値は1000となっています。「理性」は意識レベル400になりますので、知的に言葉を理解するのではなく、体感・主観的にわかる状態のことを「覚醒」と言います。たとえるなら、難関大学や難関資格に合格するために試験範囲の言葉を暗記するなどの、一般社会的な努力で達成することとは異なります。

 

まとめますと、輪廻転生を終えるには、

  • 幸せに、調和ある態度でいまを生きること
  • 輪廻転生を終えるという意思表示

の2つが最低限必要のようです。

ご自身が「輪廻転生を終えようとしている」という直感のある方へ向けて、「意思表示」と「波動を高めて(覚醒・悟り・空などと呼ばれる意識(意識レベル600以上))、いまを生きること」の2つが最低限必要だとわかりましたので、当記事を執筆致しました。お役立ていただければ幸いです。

 

こちらの記事『横尾忠則が「もうこの世に生まれ変わりたくない」と思う理由 前提にある輪廻転生の思想(デイリー新潮)』も面白いと思いましたので、よろしければどうぞご覧ください。美術家、グラフィックデザイナー、版画家、作家の横尾忠則さんの考えです。

 

ある御方が輪廻転生についてお話していただいたことをきっかけに、私の中では中途半端になっていた輪廻転生について詳しく調べることになりました。

その御方は、「単純に、決めればいいだけだと思うんです。僕は今回で終えたいと思っています」と仰られていました。

実は私は、今世において輪廻転生とその周辺情報に出合うことが、子どもの頃から何度も何度もありました。思い出しては、少し調べ、考え、忘れる。それを今世で何度も繰り返してきました。

父の仕事の都合で引っ越しが多かったのですが、その時々において、お会いした人から「本を読みなさい」というメッセージを受け取ってきましたから、ゆくゆくは霊的な知識を得るようにと諭されていたのだと思います。文字を読むことが嫌いな子どもでしたので、記憶にはありませんが、母によると国語のテストは無回答で提出したこともあったようです。0点ですね。

何度もいろいろな人から言われる「本を読みなさい」というメッセージをかなり長い期間無視してしまいましたが、なぜか自動的にここまできたので、よしとします。振り返ると面白いことに、経営やビジネス系の本をたくさん読んでいた20代後半頃までは、まだ他人から「本を読みなさい」と言われていたのですが、霊性に関する本を多く読みはじめた頃からは全くその言葉を聞くことがなくなっています。

ただ、今回の出来事もそれに類するものだったのかもしれません。この度は、思い出させていただいて感謝しています。

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