
2057年、人類の多くが消えるという予言を追って|アカシックレコードから得た「未来」は、どこまで確かめられるのか
ゲリー・ボーネル氏が、2057年についてある未来を語っています。
地球上の生命体に大きな「リセット」が起こり、人類の人口も大幅に減少するというものです。その情報は、アカシックレコードから得たものだとされています。
私は、霊的な領域そのものを否定する立場にはありません。むしろ私自身、人間や世界を、目に見えるものだけで成り立っているとは捉えてきませんでした。通常の知覚を超えた領域や、意識についても、長く自分なりに探究してきました。
だからこそ、今回の話も「科学によって確認されていない」という理由だけで退けるつもりはありません。
ただ、それと「2057年に人類の多くがいなくなる」という具体的な未来情報を、そのまま事実として受け取ることは別です。
霊的な体験があること。その体験の中で何らかの情報を受け取ること。そして、その情報を人間がどのように解釈し、外の世界についての予測として語るのか。それらは、同じものではありません。
では、ゲリー・ボーネル氏がアカシックレコードから得たという2057年の未来は、どこまで確かめることができるのでしょうか。
私は、本人の発言から調べ始めました。そこから過去の予測へ進み、約13,000年前の地球環境、アカシックレコードという概念の歴史、アトランティスをめぐる思想、そして彼自身が関与したとするジョージア・ガイドストーンまで辿ることになりました。
調べ始めたときに知りたかったのは、2057年に何が起こるのかということでした。しかし、調べていくうちに、もう一つの問いが残りました。
私たちは、何をもって「未来を知った」と言えるのでしょうか。
※ 本記事は、一部を無料で公開しています。続きは有料でお読みいただけます。
ゲリー・ボーネル氏は、2057年について何を語っているのか
まず、本人が何を語っているのかを確認する必要があります。
2024年に公開されたインタビューで、ゲリー・ボーネル氏は2057年について、地球上の生命体の「リセット」が起こるという未来を語っています。その説明では、人間だけではなく地球上の生命体が大幅に減少し、人類の人口も5億人以下になるとされています。
さらに、ムーと呼ばれる陸地が浮上する一方、別の大陸が沈むという地殻規模の変化についても語っています。そして、このリセットについて、前回は約13,000年前に起こり、およそ13,000年ごとに繰り返されるものだと説明しています。
したがって、ボーネル氏が語っているのは、単に「いつか大変な時代が来る」という漠然とした予言ではありません。2057年という年代、約13,000年という周期、そして5億人以下という人口。かなり具体的な数字が提示されています。
ただし、現在のボーネル氏の説明を詳しく見ていくと、「2057年に突然、一度の出来事によって人類の大部分が死亡する」とだけ理解するのも正確ではありません。
2057年は、長い変容の終点として置かれている
2025年にボーネル氏本人が公開した文章では、現在から2057年までについて、さらに長い時間軸が示されています。
そこでは、2001年から2011年が、それまでの約13,000年間の「二元性」の周期から、新しい「統一性」の周期へ移行するうえでの重要な時期として位置づけられています。その後、2027年、2037年、2057年という複数の節目が置かれています。
ボーネル氏の説明では、2027年には地球外の生命体に関する公の開示、2037年には太陽のコロナ質量放出(CME)などによる技術的なリセット、2057年には太陽からの大規模なプラズマ放出と、人類の最終的な変容が起こるとされています。その先では、人類の人口が5億人から10億人程度へ安定していくという未来像も示されています。
ここで大切なのは、これらを現在確認されている科学的な未来予測と混同しないことです。これは、ボーネル氏自身がアカシック情報として提示している未来像です。
つまり、「2057年に人類の多くが滅亡する」という一文だけでは、現在のボーネル氏の世界観全体を十分には表していません。より正確には、2027年から2057年にかけて地球と人類の変化が進み、2057年がその重要な到達点として置かれていると見る方が、本人の現在の説明に近いでしょう。
ここから先では、「約13,000年」という周期を手がかりに、実際の地球環境の記録、考古学、アカシックレコードの思想史、そしてボーネル氏が過去に語った未来予測の記録まで遡ります。2057年の予言を信じるか否かではなく、「未来について語られた情報を、私たちはどこまで確かめることができるのか」を追った調査です。